モジュール詳細:残忍鍵盤

悪魔の音程がやってくる...

音列主義と音楽の用語についてはページ3を参照する。

  • 「残忍鍵盤」モジュールには、上部に4つの音楽記号と入力に利用する12音階の鍵盤が含まれる。
  • ルールは、必要な記号と追加の条件によって構成される。追加の条件には爆弾そのものの情報が必要となる。
  • テーブル2を参照して、上から順に最初に当てはまるルールを探す。
  • 索引の数字とテーブル1を利用して、初期の12階音列を決定する。
  • テーブル2で得られた変形をその12階音列に適用し、得られた音列を弾く。
  • 入力に失敗すると、それまでの入力はリセットされる。

テーブル1

# 初期12階音列 # 初期12階音列
0 ファ レ ファ# ソ# ド シ ラ# ド# ソ ミ レ# ラ 5 ド レ# ファ# レ ファ ド# シ ラ ソ ラ# ミ ソ#
1 ラ# ラ ド ミ ド# レ レ# ソ シ ファ# ソ# ファ 6 ソ# ド ラ# ド# ミ ソ シ レ# ラ レ ファ ファ#
2 ファ# シ ラ ソ# レ ド ソ ド# ファ レ# ミ ラ# 7 ミ ラ ド# シ ソ ソ# ラ# レ# ファ# ファ ド レ
3 ミ レ# レ ファ# ファ ラ# ソ# ド# ド シ ソ ラ 8 ソ# レ# レ ミ ラ# ド# ファ# ソ ファ ラ ド シ
4 レ ミ ラ ラ# ド シ ド# ソ# ファ ファ# レ# ソ 9 レ# ソ# ド シ レ ド# ファ# ラ# ファ ソ ラ ミ

テーブル2

必要な記号 追加の条件 索引 変形
T 2つ以上のインジケーター(点灯の状態を問わない) シリアルナンバーの最も左の数字 RI
#あるいは 空のポートプレート バッテリーホルダーの数* P、x半音下に移調する。xは残り時間の分数である。
Uあるいは 2つ以上の同じ種類のポート 解除したモジュール数の一の位の数 I
B 2つ以上のポートプレート 9引く点灯していないインジケーターの数 R
Cあるいはc シリアルナンバーに一つ以上の母音 ミスの回数の一の位の数 R、3半音下に移調する。
nあるいはm 偶数個のバッテリー DVI-Dポートが存在する: 7
それ以外: 3
P、x半音上に移調する。xはポートの個数である。
bあるいは ラベルに母音が含まれないインジケーター 8 I
あるいは ポートが2つより少ない 4 R
あるいは (追加の条件なし) 5 P
いずれのルールも当てはまらない場合、「鍵盤」のマニュアルを参照して、そのルールに当てはまるシーケンスを入力する。

注意

*: バッテリーホルダーの数が9を超える場合、値が0から9の間(0と9を含む)になるまで10を繰り返し引く。

: 結果が負である場合、値が0から9の間(0と9を含む)になるまで10を繰り返し足す。

: ステレオRCAポートは赤と白の接続部を合わせて一つのポートとして数える。

音列主義と音楽の用語

以下の説明で「」の下の音階は「」であり、「」の上の音階は「」である。これは、ピアノの12音階はループしていることを示している。

基本音列(PrimeのPで表される)は、もともとの12音階の音列を指す。変形は行わない。

逆行形(RetrogradeのRで表される)は、基本音列を反対側から演奏する。例えば、「ラ シ ド レ ミ」の音列は「ミ レ ド シ ラ」となる。

反行形(InverseのIで表される)は基本音列の上下の間隔を反転させたものである。例えば、「」から「」への間隔は+2半音である。これは「」「ラ#」「」と半音ずつ数えると間隔が2つであるからである。この反行形の間隔は-2半音となり、「」から「」の音列となる。(「」「ソ#」「」と半音ずつ数える)。
これを拡張した例として、「ラ シ ド レ ミ」の音列は「ラ ソ ファ# ミ レ」となる。最初の音階は常に一致して、それ以降の音列はその音階と相対的な反行形となる。

逆反行形(Retrograde InverseのRIで表される)は反行形逆行形のとなる。例えば、「ラ シ ド レ ミ」の音列は反行形が「ラ ソ ファ# ミ レ」であるので、逆反行形は「レ ミ ファ# ソ ラ」となる。

移調は与えられた半音の分、それぞれの音階を上下に移動させたものである。例えば、「ラ シ ド レ ミ」の音列を+1移調させると「ラ# ド ド# レ# ファ」となる。